福音書(ふくいんしょ)の地図

福音書とは、イエスの言葉や行動を書き記(しる)したものです。新約聖書には、この福音書が4つあります。これらのうち、「ルカによる福音書」は、ルカがマリヤから聞書きをし、それをテオピロに献呈したもので、即時報道の性格を持っています。この福音書で重要な町は、@カペナウム、Bナザレ、Eユダの山里、Fベツレヘム、Iヨルダン川などです。
 
@カペナウム
イエスにほめられた百卒長主従(テオピロとルカ)の町です。ローマ軍の軍事基地(駐屯地)の町であり、関係する多くの人々でにぎわっていたと考えられます。イエスもこの町で仕事をしていたのです。
Bナザレ
マリヤの実家がありました。彼女はレビ人の家系でアロン家にゆかりがあると考えられます。マリヤはまだ未成年の12歳ぐらい、初潮をむかえる頃です。成熟した女性であれば、そういう習慣があるにしろ、ヨセフとの「婚約」がわざわざ書かれているのは不自然です。「婚約」は、未成年をほのめかしているのです。

また、ヨセフはダビデ王の家系で、ユダ族です。アロン家は、ユダヤ教を統率する最高権威です。マリヤとヨセフから生まれた者は、この二つの権威を同時に受け継ぐ資格があります。それが、イエス・キリストの権威の源です。
Eユダの山里
受胎告知の恐ろしい場面で、天使はマリヤに、ユダの山里に住む、親戚のエリザベツおばあちゃんのことを話します。二人の家の距離ははんぱではなく、身内の誰も知らないはずのことを、少女は聞かされたのです。それを聞いたマリヤは、受胎告知を、へりくだった心で受け入れたのです。天使はマリヤの態度すべてに満足して離れて行きました。そしてマリヤは、これをヨセフに話し、ヨセフはそれを確かめるべく、マリヤを連れてエリザベツに会いに行くのです。婚前旅行の名目で・・・・。
Fベツレヘム
ヨセフは人口調査のため実家のあるベツレヘムに帰省します。多くの親戚も戻りますから、客室は満員、ヨセフは二人でゆっくりできる馬小屋で寝起きしました。ヨセフは大工ですから、そこのところは、大丈夫。この帰省は、結婚報告を兼ねていました。そして、マリヤに陣痛が起こります。

赤子を(改造した)飼い葉おけに寝かせておくと、たくさんの羊飼いが、飼い葉おけに寝かされている幼子を見ようとやってきました。そして、マリヤはこのことを心にとめていました。ルカは、この年をローマ皇帝の勅令発布の年に関連付けました。ルカの素性がわかるヒントになるでしょう。
Iヨルダン川
洗礼者ヨハネがユダヤの信仰深い人々の「罪」を洗った川です。イエスもまた彼に水をかけてもらいますが、そのときハトのような形をしたものがイエスに降臨したと書いてあります。それを目撃し、心にとめていたのは母マリヤだと、わたしは思っています。
 
 
新約聖書の地図と関連資料
 
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本日、このページを見直しました。最初に、このページを作ってから、およそ8年を経過した信仰の「視野」からの見直しでした。わたしは今、「ささくら修道会」という意味ありげな立場でもあります。カトリックでもプロテスタントでも、読んでいただいて、時間の無駄はありますまい。
 
ページ制作者:ささくらまさよし
ささくら修道会
(ささくら宗)聖母マリヤ福音教会
2011/06/17、2011/8/29
2019/1/25、26