午後三時ごろ、安息の始まる日没が迫っていることに、イエスは息を引き取った。アリマタヤの議員ヨセフは、急いでピラトにイエスの遺体の引取りを申し出た。もともとピラトはイエスを許そうとしていたし、快くそれを許した。番兵にそれを話し、木に架けられていたイエスの遺体を取りおろした。木を倒してから釘つけされていた遺体をはずしたのだ。 だが、「墓場」まで運んで、土を掘って穴をつくり、土葬するには時間がなさすぎる。ヨセフは「神の国」を待ち望んでいたということは、それは「人の子」の来臨を信じていたひとりであろうし、万一の来臨にそなえた「シェルター」を造っていた者のひとりであろう。それは、都合よく、ゴルゴダの近くにある園に造られており、穴は草木で隠れているので、公共性はあるが、知っている者しか使えない。岩の穴は複数あったとするのが理にかなう。 この横穴はエルサレムの西側にあった。本来の墓場は、東側のオリーブ山の方にあり、そこからはエルサレムの町が眼下に広がって見える。人通りの少ない辺鄙(へんぴ)な所ではあるが、死者にとっては、まさに一等地である。 難攻不落の城塞都市であったエルサレムには、独立運動のユダヤ人が立てこもったが、西暦70年、ローマ軍の総攻撃を受けて陥落した。そして、ローマ軍は、神殿も市街地もことごとく破壊した。これ以降、土着のユダヤ人は地上から姿を消した。その後、スラムが台頭し、641年にはエジプトがイスラムに陥落し、北アフリカはイスラムに染まっていった。イスラムの侵攻はジプラルタル海峡をはさんだスペインにも及んだ。 イスラムは荒廃したエルサレムにモスクを建てた。アブラハムがイサクをささげた「モリヤの山」にあった神殿跡には「岩のドーム」が建てられた。 |
奇跡「処女受胎」の聖母子 (20-2-1)ヨッパの門は「エルサレムの門」のひとつ 2021/12/10 ゴルゴダと園の地図を参照していた。 |
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正午に全地は暗くなって三時に及び、イエスは落命した。その時に聖所の幕が裂けたかどうかは確かめようが無い。その事故には象徴的な意味があるだろう。日没になると安息日が始まるから、イエスの遺体を急いでどうにかしなければならない。 「ルカによる福音書」23章 23-50ここに、ヨセフという議員がいたが、善良で正しい人であった。23-51この人はユダヤの町アリマタヤの出身で、神の国を待ち望んでいた。彼は議会の議決や行動には賛成していなかった。23-52この人がピラトのところへ行って、イエスのからだの引取り方を願い出て、23-53それを取りおろして亜麻布に包み、まだだれも葬ったことのない、岩を掘って造った墓に納めた。 |
(2)オリーブ山 ユダヤ人はきまり(決まり)で、人の住むとこと、死んでる人間と、こうべつべつにしなきゃいけない。このての町のばあいには、城壁の中は生きてる人間、城壁の外は死んでる人間。その城壁のすぐ東側にあるそのオリーブ山ってのは、こりゃあもう、むかしむかしから、たぶん、紀元前の2000年紀のおわりぐらいから、おはかがずーっとこうあったと見えます。あのー、いま行って見ると、ばっと、一面、お墓です。で、そのお墓の一番上にいきますと、で、そこから西の方を見ると、エルサレムのきゅうしがいが見渡せます。 NHK 2カルチャーラヂオ歴史再発見「聖地エルサレムの歴史」 講師:元杏林大学教授 笈川博一(おいかわひろかず)氏 |
参道の起点「シロアム」の池 |
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その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。 |
オリジナル教会の権能:「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者 (ささくら宗)聖母マリヤ福音教会・「取説」担当 笹倉正義 2022/9/27 |
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「答としての聖母子」 |
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「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。 |
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