(1)「無職の気楽さ」のはずが 「退職」手続きを済ませ、2022年11月30日からANNEXに行かなくなり、2023年1月16日までは有給休暇36日の消化期間となった。退職の原因は「マリヤさま」の本を書くことであったが、退職すれば仕事の緊張から解放され、おだやかで、すこやかな日常が得られると思っていった。 |
(2) だが、実際には退職の影響が「反作用」のように現れ、体調不良を引き起こした。正月元旦に至り、目がさえたまま眠れず一夜を明かすことが多くなった。それが二日連続した時には、気分も落ち込んだ。鋭意推進のはずの著作活動は、「神のみ業」を寿ぐものとなるはずであり、そのスタートの日々は、祝福に満ちたはずだった。だが、現実の「みじめさ」はどうだろう。 |
(3) 去年の8月から、血圧降下剤を処方してもらっている。その内科の医師に、ふと「眠れぬ」ことをぼやいた。すると医師は「睡眠導入剤を試しますか」と問うた。わたしが是非にと、お願いすると、ベルソムラ錠(改善薬)とマイスリー5とを処方された。マイスリー5は、1錠を半分に割って使うので、キリン堂薬局はあらかじめ二つに割って、分封してくれた。 1/21(土)の0時ごろにそれらを飲んだ。するとほどなく強い眠気がきた。しかし睡眠には至らず、かえって目が 徹夜の翌日はかつてない惨めさを味わった。身体がだるくなり、肩の脱力感がひどく、食事する気にならなくなった。ほとんど食べることなく、三度の食事を終えた。惨めさの連続、おお、なんということだろう。だが、その日の夜になると、薬が切れたのか、少し体調を持ち直した。 |
(4)好転の兆候: その翌日の1/23(月)京橋駅前のクリニックに行った。そこは「内科」、「耳鼻咽喉科」、「皮膚科」があり、「耳鼻咽喉科」で右耳の不調を診てもらおうとした。そのついでに、担当医師に「鼻の奥からハナが絶えず流れ落ちる感じがして、寝るために横になると、それが気になる」と訴えた。 すると、それに応えての処置があった。かつて吹田市「ANNEX」近くの耳鼻科では、「それは病気ではない」と無視されていた。今回は、そく処置されたことには正直驚いた。はたして仰向(あおむ)けに寝転んだ時の従来の不快は消えた。劇的な治療効果だった。 |
(5)「ねむれない」から「ねむりません」への転換 わたしの不眠は、睡眠導入剤で効く領域のものではなく、別に原因があるのだと思い、マイスリーなどには頼らないことにした。すなわち、「わたしは眠りません」の立ち位置をとった。すると、どうだろう、すっかり気が軽くなった。夜中の足のピクピク感がほとんどなくなり、気分転換で外に出ることも減った。ありがたいことに、 |
(6)「ともぶち・パンダ公園」にて そして、「お経ですか」の日が来た。1/25(水)17時、気晴らしのために、「うんてい」にぶら下がろうと、その日、二度目の「ともぶち・パンダ公園」に行った。自宅から自転車で20分ぐらいのところにある。一度目は、午前四時過ぎだった。眠れないことを自覚しての憂さ晴らしだった。最後に、誰もいなかったから、大川に向かって、大声で「がんばるぞー!」と気合を入れた。少し気が晴れた。 そして二度目、いつものように、うんていのそばに自転車を止めた。その時にも、広場に人影はなかった。それで、ぶら下がる前に吟詩をする気になった。人が通りかけるかも知れないので、二つで止めようと思った。そして吟詠がその二つ目の中ほどまで来たとき、数人の人影が目の前に現れた。 中学生ぐらいの少女少年たちだった。普通は、大声を出している者からは避けて通ると思うのだが、大きなボールを持った彼らは、わたしの正面に、どんどん近づいて来た。迷惑行為に抗議のつもりだろうか、こちらも不快になった。 |
(7)「いまのは、お経ですか」 そのうちの女の子が目の前で、ボールの上にすわった。わたしは「うんてい」にぶら下がろうと移動した。その時、ボールの上に座っていた女の子が、半ズボンだったから、「寒くないんか」と声をかけた。その日、公園に人がいなかったのは寒かったからだ。 すると「寒くない」と女の子が答えた。同時に、うんてい構造物の台にいた男の子が「寒い」と応じた。そして、言葉を続けて「・・・・今のは、お経ですか」と言った。その言葉ではじめて彼らがわたしの吟詩を聴いていたのだと知った。不思議な感動のようなものがあった。「お経ですか」とは彼らがわたしの声を聴いていたことに他ならなかった。「吟詩だよ。詩を吟じていたんだ」。 「お経ですか」と尋ねる者に、「お経ではなく、これこれです」と一言(ひとこと)で答えるのはむずかしい。「ありがとうございました」と彼らは去っていった。わたしは、うんていにぶら下がり、10回ほど 自転車にまたがろうとすると、彼らはわたしを見て、「さよなら」といった。皆、ボール遊びの場所には行かず、すぐ近くのブランコにいたのだった。わたしは「さよなら」と返事して、その場を 夕闇の空には新月から満月へと回復中のお月さまが見えた。「そうだ、あの子たちは、それまで見たことも聴いたこともない、 |
(8)使命を再自覚の「マリヤさま」 キリスト教にしても同じことだ。「イエス・キリスト」の価値を、誰も知らないのだ。たとえ聖書と福音書を読もうとも、自分もかつてはそうであったように、処女受胎の意味を知るに至る者はいない。軽く読み飛ばす。「処女受胎」の原因となるマリヤさまの素性に関心を持つ者はいない。 常識として、マリヤさまは、ナザレの田舎女にすぎず、たまたま神の一方的な力により、御子を生まれさせたにすぎぬ。だから、「その女」には一顧(いっこ)の値打ちもない。 ところが、そのように、マリヤさまの素性を知ろうともせずに、聖書を読めば読み誤る。新約聖書の中の記者でさえ、イエスの十字架を誤認している者がいるとわかる。その筆頭がパウロである。パウロは、ギリシャ人のように哲学の智ではないが、律法の智を誇っていた。だから、「女は男から生まれた」ように書かれた聖書を根拠に、女を格段に見下していた。イエスの母、マリヤさますらも無視した。 「ガラテヤ人への手紙」4章 4-4しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生まれさせ、律法の下に生まれさせて、おつかわしになった。 マリヤさまがアロン家最後の姫さまに思い至れば、パウロはこんな無礼は働かなかったであろう。アロン家は律法の中心記事なのである。ただ、このアロン家が最大限に機能したのは「荒野」の40年間である。ヘロデの時代には、アロン家はレビ族の祭司たちから パウロがアンテオケで活動したころには、マリヤさまはすでにローマにおられたと思うのである。ましてやパウロがカイザリヤの獄に居た頃にはローマにキリスト教会が形成されつつあったであろう 律法のキーワードとしての、「アロン家、大祭司、罪のゆるしの仲介者(儀式)、獣に人の罪、人が人の罪、その手段としての苦杯、それに続くその それらが、クレオパの要請を受けたマリヤさまペテロたちのローマでの宣教活動に続いたのでありある。そしてピラミッド型組織の教会が形成されていった。 神父の だが、それは「智」に覆された。分割統治の影響でピラミッド型構造が崩れたのである。その原因となった「智」は200年後、エジプトのアレキサンドリヤに現れた。その「東」の都は「智」を誇り、「西」の「女と漁師」を見下した。そして不遜にも、「ヨハネによる福音書」を著した。主人公ピリポを「ヨハネ」で隠し、ラザロを コンスタンティヌスが皇帝に就位、新約聖書の編纂が始ると、「ヨハネによる福音書」が加えられたのはもちろん、「使徒行伝」にピリポの活動を書き入れられた。そのピリポを導くために |
(9)次世代への 「聖書って何ですか」、「キリスト教って何ですか」、「仏教との違いは何ですか」。まじめにその答えを求める少年少女たちに答えられるものを残したい。「お経ですか」と率直にそう質問した彼らに、「マリヤさま」著作への使命を再確認させられた気がする。 「ありがとう、みんな。ありがとう」。 |
(10)社員を卒業し「作家」となった 今までアフター5でやっていたことが、「作家」としての職業に昇格した。 |
「ともぶち・パンダ公園」と漢詩 「今のは、お経ですか」の舞台 |
「毛馬の閘門」図示 「ともぶち・パンダ公園」近くの名所 |
2023/2/22 遺言(ゆいごん)と「三途(さんず)の川」の関係 |
2023/3/29 「みずはる・つるみ」露天風呂で裸の日光浴、帰宅後の爆睡 |
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玉造教会西門 |
その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。 |
オリジナル教会の権能:「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者 (ささくら宗)聖母マリヤ福音教会・「取説」担当 笹倉正義 2023/1/25、1/27、1/30、1/31、2/1、2/9、3/29 |
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「答としての聖母子」 |
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「子よ、あなたの罪はゆるされた」 |
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「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。 |
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(ささくら修道会規約)当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例(Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。(異端:=故意に対立すること) |
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