マカバイの書上

謝辞:聖句は、バルバロ聖書からのキー入力です。
謝辞:聖句に、口語訳聖書(こうごやくせいしょ)からの引用があります。 
 
この書には、紀元前175年から142年までの33年間、マタティア親子の活躍が書かれている。同名の「下」があるが、それは「上」の続きではなく別物で、抽象的なユダヤ魂が書かれている。この書「上」が列王紀のような(年代のわかる戦記)であるのに対し、「下」は歴代誌のような(年代の分からない)精神物である。

この戦記を読むと、シリヤの都市アンテオケの起源や、ユダヤ人からみたギリシャ人が分かる。ユダヤ人の祭司マタティアが決起して、ギリシャ系王朝による強制棄教圧力に立ち向かった。その志は、三人の子供と孫に引き継がれ、武力で信仰の自由を勝ち取った。そして、これ以後100年余り、ユダヤは独立国家の面体を保った。ただ、マタティアの血統による国家元首は、彼らが司祭の家柄であったために王とはなれず、大祭司を称した。ただ大祭司は律法に定められたアロン家の世襲であり、国家元首が大祭司を名乗ることには異論もあった。

ともあれ、このマカバイの書上は、福音書のギリシャ人、使徒行伝の都市アンテオケへの理解を助けてくれる。
  
 
マカバイの書(上)抜粋  寸法圧縮版(タブレットなど)
 
目次
1章「ギリシャの風」 
(1-10) アンティオコ・エピファネは、ギリシア人の王国の百三十七年めに
2章「祭司の決起」 
(2-41) 安息日に戦いをしかけるものがあれば、われわれは彼らと戦おう。
3章「祭司の息子」 
(3-56) ユダは、恐れている人には律法に従って家へ帰れと命じた。
4章「抵抗軍の勝利」 
(4-23) ユダの兵は、金銀、紫と緋で染めた布地、そのほか多くの富を奪った
5章「テモテ将軍」 
(5-67) 向こう見ずにも戦いに出て英雄ぶりを見せようとした何人かの祭司が戦死
6章「王の客死」 
(6-43) アバランのエレアザルは、一頭の象が王の装備をつけているのを見た
7章「セレウコ王朝」 
(7-5) 大祭司になるのをかねがね望んでいたアルキモを指導者としていた。
8章「ローマ人」 
(8-14) 彼らの中では一人も王冠をかぶらず、緋衣をつけて光栄を誇る者もない。
9章「バギデ将軍」 
9-18ユダも倒れ、その他の兵は逃げ去った。9-19ヨナタンとシモンは兄弟ユダを
10章「アレキサンドロ」 
(10-21) ヨナタンは聖服を身につけ、兵をつのり、武器を手に入れた。
11章「デメトリオの軍縮」 
(11-56) デメトリオは敗れて、トリフォンはアンティオキアを占領した。
12章「ヨナタンの油断」 
(12-39) トリフォンはアジアの王と名乗り、アンティオコ王を滅ぼそうと企て
13章「マカベアの宮殿」 
(13-4)私の兄弟たちはイスラエルのために死に、私だけが生き残っている。
14章「シモンの権力」 
(14-47) シモンは大祭司、司令官、ユダヤ人と祭司の族長、民の長と名乗った。 
15章「トリフォンの命脈」 
(15-10) アンティオコは先祖の地に入った。軍勢は彼の味方につきトリ
16章「エリコの変」 
(16-16) シモンとその子らがぶどう酒に酔ったとき、殺してしまった。
 
 
 
キリスト教の説明書を長々と書いても人には読んでもらえない。そこで、「ルカによる新約聖書の物語」を書こうとした時、キリスト者の聖地はどこかと考えた。それはたぶん、ベツレヘムでもナザレでもエルサレムでもなく、使徒行伝に書かれているアンテオケだと思った。ユダヤ人にとって異教徒であるギリシャ人がなぜイエス・キリスト信じたのか、その時福音を伝えたのは本当は誰だったのかを考えなくてはならない。聖地は出発点を意味している。イスラムの支配となったかの都市の名前は、今のグーグル地図にはないし、その痕跡は消されている。
 
  
2014/3/8、2014/7/22-8/3 オリジナル教会 (初代代表) 笹倉正義
正式名称 (笹倉宗)聖母マリヤ福音教会
聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
新約聖書(1954年改訳)

旧約聖書(1955年改訳)